「ユキポンのお仕事」東和広(講談社)

思ったんだけど、俺の勧める漫画って講談社に偏ってるね。講談社が漫画に一番力を入れてるからしょうがないんだが。まあ、どの出版社も漫画は稼ぎ頭なので力を入れているはずですが、講談社の力の入れ方はきちんと漫画というものの将来を見据えた漫画の発展に役立つ力の入れようだと思う。これを語ると長くなってしまう気がするのでこの辺にしときますが。ちなみに最悪は集英社。儲かるからと言ってああいうことばかりどの会社もやってたら、漫画文化は死にますな。
で、ユキポン。ヤンマガで連載中。ヤンマガ好きなんですよ、俺。働き者の飼い猫(ユキポン)が主人公。飼い主(あけみちゃん)がぐうたらしているのでしょうがなくバイトを繰り返す。
しっかりもののネコとぐうたらな飼い主のコンビがいいね。なんとなく昔のヒモ男と苦労性女の取り合わせへのオマージュのような気もします。
ユキポンとあけみちゃんとの信頼関係がなんとなく読んでいて心地いい作品です。ギャグ漫画とはいえそうそう大笑いするものでもないのですが、なんとなく読んでいて気持ちいい。
ところでこの作者の画風からして、前に吉田戦車のアシスタントでもやっていたのではないのかな?何の確証も証拠もないのですが、そんな気がします。タッチがそれっぽいんだよね。
2000年11月08日02時26分
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