「サバイバル」さいとう・たかを(リイド社)

漫画と言えばこれ!サバイバル!
もちろんリアルタイムで連載されていたときには読んでなかったんだけど。いや、たまたま1,2話どこかの待合室にあったマガジンを読んだ気がする。確か主人公がミミズを食うシーンにショックを受けた気がする。
でもまともに読んだのは高校の時に復刻版が出てから。
ちなみにかなり前に昔の漫画を大版(ちゃんとした用語知りません)で復刻するのが流行った時期がある。昔少年誌サイズだった単行本を青年誌のサイズでちょっと厚めに収録するのだ。サバイバルをちゃんと読んだのはその頃。俺が高校生くらいな頃かな。
ちなみに、その後大学生くらいの時にぶあつい愛蔵版が流行ったことがあった。どれもこれも辞書みたいなぶあついハードカバーで復活したのだ!ちょうどその時期にまんまと出版社の策略にはまってサバイバルを買ってしまった。つうか、それしか売ってないんだもん。(出版社はリイド社)
ちなみに最近は文庫版サイズが流行ってるよね。つうか最初から文庫で出せっつうのよ。愛蔵版重すぎだっつうの。場所も食うし、重すぎて寝転がって見れないっての。
で、ごく最近小学館がコンビニやらで名作漫画をヘボい紙質で安く出す試みを始めた。確か1冊380円くらいで安いし、コンセプトとして単行本と違ってビニールをかけずにわざと立ち読みできるようにしてあるのが特徴。(ちなみにビニールをかけずに立ち読みできるように展示してくれ、という要望が出版社から販売店に出ているはずなので、ビニールをかけている店はそれを守ってないのだ!)
で、久しぶりにまた読んでしまった。相変わらず素晴らしい!
この漫画のいいところは、「人間は、食べたいときに食べ飲みたいときに水を飲め、雨をしのぐ住居があるってだけでも素晴らしく恵まれている」ということを自覚させてくれること。悩みだなんだ、人間関係がなんだってことがなんてくだらない悩みかと言うことを今さらながらに感じる。今の文明生活は、古代の狩猟生活をしている時代の人間にしてみれば「夢の生活」なのだ!それをしっかり自覚して生きる必要があるね。
ホント、食うのに困ってないくせに贅沢言ってるんじゃないよ!くだらん悩みで死のうと思ってる人は、これを読んでから死ね!
2000年11月07日23時23分
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